女川町誌 続編
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~二〇㍍で、直径五~六㍍の粘板岩の集積が低い高まりでみられ、付近に高さ一九五 センチメートル、幅四三~四五 センチメートル、厚さ一〇 センチメートルほどの天正十五年(一五八七)の板碑が一基ある。まだ正式な調査が行われていないため、詳細については不明である。 なお、『風土記御用書出』(安永あんえい風土記)によると、針浜には高さが四尺五寸・周囲が一二間の法華経ほけきょうを納めた経塚が一基あると記されている。本遺跡のことを示しているのか不明である。 文献 宮城県『宮城県史二六』風土記(一九五八) 16 館崎館跡(たてざきたて) 〔所在地〕女川町針浜字針浜 〔概要〕万石浦の北東部にある浦宿浜の入り口部の南側丘陵の先端部に位置している。浦宿浜から針浜に至る女川生コンクリート(株)のある浦宿側の小浦遺跡の立地する丘陵と同一の丘陵である。 万石浦にやや突き出た標高一五~二五㍍の台地上に東 483

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