女川町誌 続編
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売市場法」制定により、「女川町地方卸売市場」と改称)を使用し、セリ・入札によって、登録された買受人(八三社)に販売する。買受人は「中小企業等協同組合法」によって設立された女川魚市場買受人協同組合の組合員で、本町の水産加工業及び鮮魚商のほとんどがこの組合に加入している。ほかに、生産者の委託を受けた各漁協によって産地仲買人に販売されるという流通経路もあるが、これは養殖産品の一部に限られる。 女川町地方卸売市場と県漁連の魚市場開設権及び卸売業務権に関する契約締結に至るまでの経緯は『女川町誌』に詳しい記述があるので参照されたい。 漁船の大型化と水揚げの漸増に対処するため、昭和五十九年、町は地方卸売市場管理棟の新築と卸売場上屋の増設を行い、その後も荷さばき所の舗装、駐車帯の整備など施設の充実に努めた。昭和六十二年には、漁港修築事業による市場周辺臨港道路及び漁港施設用地も完成し、用地面積約一万一五〇〇平方㍍、水揚げ岸壁九〇〇㍍、上屋面積五六〇〇平方㍍ 250

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