女川町誌 続編
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三 昭和六十三年度各種会計の財政状況 ⑴ 一般会計 本町の財政事情は、主要財源となっている原子力に係る固定資産税の年次償却による減収で厳しい状況となった。そうした中にあって自主財源と国・県の補助金の確保を図りながら、有効適切な活用により、漁港整備をはじめ、道路・小河川、文教施設の整備、年次計画による総合運動場の整備等、住民福祉向上のための諸事業を進め、健全財政を維持し、効率的な運営を行っている。 一方、各種補助金の見直し、行政改革の推進等により、財政全般にわたって節減に努めている。 ⑵ 地方卸売市場特別会計 イ 決算額は、歳入総額一億一六九万二〇〇〇円、歳出総額九四一一万三〇〇〇円、差し引き七五七万九〇〇〇円 の黒字となり、金額基金に繰り入れている。 ロ 歳入歳出を前年度に比較すると、歳入で八一六万四〇〇〇円、歳出で一二一一万の増となっている。 収入増の主たるものは、水揚げ高の増加に伴う卸売市場使用料の増加で、対前年度比七七〇万八〇〇〇円の増 となっている。支出では財政調整基金積立金が前年度比七七四万円の増となっている。 ハ 本年度水揚げ高は二六万六八一二㌧(前年度二三万八三四㌧)、金額で一七一億四四一二万四〇〇〇円(前年度 一五六億二四〇万四〇〇〇円)で、前年度比一五億四一七二万円の増となっている。その中で銀ザケは水揚げ数量で四五三四㌧(前年度二三一八㌧)、金額で四一億一七五八万円(前年度一九億二二五〇万四〇〇〇円)と大幅 121

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