女川町誌
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各個人の家に対しては、妻を失つたもの、夫を失つたもの、あるいは相続者の無いものに対して、肝入組頭が世話をしてその家の存続をはかつたようである。戸主たる本夫が死亡し、又は永年行衛不明である場合には寡婦に後夫を迎えて戸主とすることも許された。この場合は納税の義務を主として宗門宗教を明らかにするとともに、これを人別帳に登録した。26

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