女川町誌
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格して女川警部補派出所とした。ここに於て、女川町は地元寄附金五万円を以て、派出所庁舎を建設した。当時の庁舎は木造スレート葺・二階建一棟九十坪で、官舎をも含む建造物であつた。⑷自治体警察の発足昭和二十二年十二月十七日法律第百九十六号を以て、新に警察法が公布された。之に伴い同月二十二日自治体警察である女川町警察署が新に発足した。庁舎としてもとの警部補派出所が充てられ、警部補一名・巡査部長二名・巡査十三名・給仕一名が配置せられた。そして翌二十三年三月七日を以て本格的な発足を見たのである。⑸公安委員会の設置新警察法の実施により、本町にも公安委員会を設けることとなり、昭和二十二年十二月二十二日付を以て、女川町長より規定に基き、左記三名の委員が任命された。一年委員水産物加工業阿部銀治二年委員僧侶石山竜海三年委員信用組合専務理事村上吉郎更に互選により阿部銀治氏が委員長に選ばれた。⑹警察長の任命昭和二十二年十二月二十二日、女川町公安委員会より左記の通り警察長が任命された。石巻警察署女川警部補派出所宮城県警部補加藤安三郎氏が、女川町警察署警察長兼署長に任命された。⑺安住巡査駐在所自治体警察の発足した翌年一月一日安住巡査駐在所を設置し、女川町浦宿浜安住四十八番地阿部菊治氏所有家屋を駐在所に充当した。⑻警察署舎の増改築昭和二十四年一月四日には、警察署事務室並に留置場として二九坪を増改築し、更に階下五753

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