女川町誌
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越えて同二十六年十月に至り、宮城県警察本部告示第五号を以て、警察署の名称・位置及び管轄区域を改めて、地方警察署を二十三地区とし、現にその管轄の下に駐在所・派出所三一六箇所、警察官吏員一、八九二人を数えている。第三節女川町の警察署一、女川警察署の沿革⑴女川駐在所の創設女川町は明治二十一年五月、女川浜二十か浜より沢田村(現在稲井村)を除いて女川村に統一確定した。当時の戸数は五三〇戸・人口は三、六八一人で、村制を実施し、同四十年頃始めて現在の女川町役場前に、石巻警察署女川駐在所が設置された。之が女川警察署の前身である。⑵女川巡査部長派出所女川地方は水産業と水陸交通との発達に伴い、漸次戸口の増加を見るに至り、大正十五年四月には戸数一、三二七戸・人口八、四三〇人と倍加し、町制を施行した。この年六月廿九日告示第三八九号を以て女川巡査部長派出所に昇格し、町内の女川・尾浦に駐在所を設け、また隣接の大原・鮎川・荻浜の各駐在所もこの管轄区域となつた。昭和十二年二月一日指令第五、〇二七を以て女川駐在所は鷲神駐在所、尾浦駐在所は石浜駐在所とそれぞれ名称が変更された。⑶女川警部補派出所昭和十四年十月女川線鉄道の開通に伴い、当地方の水産業は著しく発展し、本町が急激に膨脹したので、地方の治安維持の充実を図るため、同十九年八月に至り、警第三六九八号を以て、巡査部長派出所を昇752

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