女川町誌
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明治三十年明治三十年度に於て女川村当局が、物品販売課税標準見積金額に関する議案作製のため調査した書類によると、その対象となつた商人は一〇八人である。そして商業の種別は概して複雑で、例えば一商店で酒類・荒物・米穀・小間物、或は酒類・穀物・荒物・菓子・酢醬油・石油という様に雑貨的な店が比較的多く、単純にして専門的な店は勿論少ない。これが地方村落に見る一般商店の形態であつた。明治三十年度物品販売業課税標準見積金額(牡鹿郡女川村)491

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