女川町誌
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例 言 一、 本誌は女川町誌と称し、本町の過去・現在に於ける政治・経済・社会及び文化等に関する各般の事実を十四編三十三章に分ち、之を地理的・歴史的に考察して、女川町の現状を解明することに努めた。 二、 本誌は於ては特に本町の二大開発問題である築港と水産とに重点を置き、更に教育女川・観光女川に着眼して編修した。 三、 各編の編修に当つては、広く町内外に亘つて資料・遺物等を調査研究し、この蒐集した主なる資料に基いて個々の史実と現状とを説き、その変遷と経緯とを明かにすることに努めた。 四、 引用した資料は総てその原拠を明かにし、その文体や仮名遣及び文字等は原文のまま掲載した。従つて本文は現代仮名遣で、資料は歴史的仮名遣で表現した。 五、 各時代は天皇・将軍・藩主・長官並に年号によつて表示すると共に、西暦年数を書き添えて明示した。 六、 歴史的な地名・人名・職名並に難読の名称等には、努めて振仮名を施した。 七、 統計・図表は努めて重要なものを取上げ、各年代に於ける実態が比較対照の出来るように考慮したものであるから、この点に留意して読まれたいものである。 八、 口絵・挿絵及び地図等は、適切なものを適切な場所に、数多く取り入れたいと初め構想したが、頁数の都合で割愛することになつたものも少なくない。 九、 女川関係の古文書である安永風土記書出とか、勇蔵日記並に女川町内古文書目録等の全文を資料編として掲載したと考慮して来たが、頁数の関係で省略することにした。 十、 編修の最終期に至り、尾田峯囲貝塚の調査、別当浜漁業の問題の解決やチリ地震津波の発生などの重要問題があつたので、特に本誌巻末に追録の項を設けて掲載することにした。 以 上 10

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