女川町誌
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女川町からは町当局、議員町有志等約六十名出席昭和初頭女川振興会の修築当時及び昭和七、八年度頃の漁港修築当時に比すれば著しく漁船が大型になり、岸壁の使用が困難となつたから至急これが修築をなすこと。第二は石浜方面の現工事を速に完了し、昭和十二年第二期工事として設定した防波堤から石浜に至る間の工事をなすこと。第三は過般の請願書にもある通り、五部浦湾の埋立と女川野々浜間の道路を改修して工業港を造成すること等種々なる希望を交々述べてあつたが、座長小池土木部長は女川港の優性を述べ、現在としては着工中の商港を先ず完成すること、次に都市計画を実施して街路をよくし、且つ人口収容の方法を考えるべきである。而して後、今日の諸希望へと進むべきであると結論づけて、閉会後計画課長を伴い木村(主)助役・相沢嘱託外数名自動車にて案内、女川上流日蕨方面を視察し、近くこの方面を速かに計画施行すべく示唆された。昭和二十二年十一月二十九日開催の港湾座談会出席者別紙の通り港湾座談会主席者名簿232

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