女川町誌
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大沢住民の生業(昭和二七年度調)及び三十三観音などがある。浦宿は戸数六八戸、人口三六〇人で、住民は次の表の如く生業に従事している。二、大沢浦宿より石巻街道をたどり、万石浦の北岸に沿うて西すれば安住(あんじゆう)の聚落がある。この地は万石浦に臨んでいるので多少の養殖業も行われているが、主として農業と林業とにより、昔から生活して来たので、部落は発達していない。安住の前面に津軽島がある。万石浦第一の景勝の地である。この地より北方に稍々入つた所に大沢の聚落がある。昔は浦宿浜の端郷(はしごう)であつた。ここに卜嶺山渓秀院という曹洞宗の古寺があり、昔から特に地方の青少年の夜学の行われた所であるという。この地方の渓流が渡波町上水道の水源となつている。浦宿住民の生業(昭和二七年度調)65

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