女川町誌
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更に今度の津波については学術的な見地、並に社会共助精神とか、事業復興の見地等から、将来のため書き遺すべき多くの資料はあるが、未解決の問題も多いので他は後日に譲り、正確なる記録を取りまりめて、将来の参考とするのが良策と思考されるのである。今後全町民はこれを試錬とし、屈することなく、この禍を転じて福と成すの心構こそは、町民の幸福と町の繁栄との鍵であると思うものである。一日も早く総てに復興再建の実があがるよう衷心より祈つて筆を擱くこととする。1005 1005

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