平成23年3月11日に発生した未曾有の大災害「東日本大震災」によって、女川町は住宅の7割が津波で流出するという大きな被害を受け、多くの尊い命を失いました。
国内外の多くの方々の思いに励まされ、ご支援とご協力をいただき、また被災された方々をはじめ町民・地域団体・NPO・企業やボランティアなど、さまざまな主体による多様な取り組みが、本町復興の大きな力になりました。2021年3月11日、東日本大震災から10年。時間とともに震災の記憶は人々の記憶から薄れ風化していきます。
大災害の記憶と教訓を風化させることなく後世に引き継いでいくため、女川町の復興のあゆみが、今後の防災・減災の一助となることができれば幸いです。
女川町の被害状況
最大津波高 | 14.8メートル:港湾空港技術研究所調査 |
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浸水区域 | 320ヘクタール:国土交通省被災状況調査 |
被害区域 | 240ヘクタール:宮城県発表 |
人的被害 | 町人口:10,014名(平成23年3月11日時点) |
死者:575名(令和3年3月31日現在) | |
死亡認定者:252名(震災により行方不明で死亡届を受理された方) | |
住家被害数 | 住宅総数:4,411棟 |
(一般的な家屋) | 被害総数:3,934棟(89.2%) |
全壊:2,924棟(66.3%) | |
大規模半壊:149棟(3.3%) | |
半壊:200棟(4.6%) | |
一部損壊:661棟(15.0%) | |
避難状況 | 最大25ヶ所 5,720名(平成23年3月13日時点) |
二次避難 | 延べ360名 |