女川町誌 続編
312/596

父子相続が認められ、局舎も局長宅の一部を改造してこれに充てることが多かった。 本町では江戸時代に大肝入きもいりであった横浦の木村家が郵便取扱所発足の二年後から昭和五十年までほぼ一世紀にわたって、世襲によって経営を続けた。歴代局長の欄に見える在任期間の非常に短い二人の局長心得は、木村家の代替わりの際に、後継者が資格を取得するまでの期間のピンチヒッターだったのでもあろうか。 (注)この頃については木村秋雄氏(上五区)の助言を受けた。 280

元のページ  ../index.html#312

このブックを見る