女川町誌 続編
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第一節 農業と林業 一 農業 本町の農業は、昭和三十五年の農林業センサスによると、総農家数五八六戸であったが、六十年には一四七戸と激減した。もとより本町は農地面積も少なく、ほとんどは漁業との兼業農家である。五十二年七月、漁業水域二〇〇海里法の制定以来、国・県の施策は沿岸漁業の振興に重点を移したので、農業に従事する者は年を追って少なくなった。養蚕も昭和五十年代以降は行われていない。 現在、農家の大半は大沢・猪落・針浜地区に分布し、しかも減少傾向はこれからも続くと思われる。 なお、農業関連の事業体として乳牛飼育と観光農園各一があるが、それぞれ商業と観光の項で取り扱うことにした。 表1 農家数の推移 (単位:戸) 254
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