女川町誌 続編
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交を深めながら十数年間にわたって研究を続けている大江篤志東北学院大教授の論文「地域構造と個人の社会化過程との関係に関する社会心理学的研究(Ⅳ)」から借用した。 戦後しばらくの間、江島では、義務教育を終えると男女とも大半は家業である沿岸漁業従事者として島に留まったものである。それが昭和三十年代に入ると、まず女子の地域外就職が目立ち始め、昭和三十九年から四十九年までは男子の遠洋漁業志向が急速に高まる。男子のこの傾向は、水産高校進学者を合わせて考えるといっそうはっきりする。 197
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